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2009.04.25

私という運命について

IMGP5844v100人生は、人それぞれに運命として定められたものであるのか、それとも、数えきれない選択の軌跡であるのか。主人公である亜紀の人生を通して描かれる様々な出会いと別れ。人を愛することの喜びと悲しみ、そして生きることの尊さを教えてくれる物語。

私という運命について
私という運命について白石 一文

角川書店 2005-04-26
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おすすめ平均 star
star時代遅れ&女性蔑視
star1〜3章は良かったのに・・・最終章が残念でした><
star波乱万丈…でも、ドラマチックで感動的。

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物語の要所には手紙を読む場面があって、手紙を書いた人物の心模様が文面から溢れてきます。やっぱり手紙はいいなぁと思う。そして、手紙を読んだ主人公に訪れる様々な分岐点と選択、そして予想だにしない結末。「僕のなかの壊れていない部分」とは正反対の文体で読みやすく、誰もが共感を感じられる主人公、そして分かりやすいストーリー(著者が伝えたいものは、どちらの作品も同じではあるのですが)。

「ほんとうに美しいものは、時として人を苦しめたりするもんじゃないでしょうか。だけど、それを美しいと信じつづけていれば、きっとその苦しみは苦しみじゃなくなるんだと私は思います」

「選べなかった未来、選ばれなかった未来はどこにもないのです。未来など何一つ決まっていません。しかし、だからこそ、私たち女性にとって一つ一つの選択が運命なのです」

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私たちには、自分の力ではどうしようもないことが多く起こります。それを運命と呼ぶのなら、運命に対してどんな風に身を委ねていくのか。もし、行く手に死が待っているとしたら、その容赦ない人生の悲哀に対してどう向かい合っていくのか。

「たとえ何もできない無力な人間でも、何かをこの世界に付け加えることがきっとできるのだと私も思います。そのために与えられた自分の命をどうか大切にしてください」

「人は一人一人かけがえのないいのちを与えられています。その与えられたいのちを大切の育むことが人の使命なのでしょう。幸福になるとか不幸になるとか、早く死ぬとか長生きするとか、そういうことはほとんど関係ないのかもしれない」

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人生の最期に、生きてきた軌跡を振り返る余裕があるのなら、生きてきて良かった、自分にとって良い人生だった、多くの人に巡り会えて良かった、愛するひとに出会えて良かった、悪いこともあったけれどそれ以上に良いことがあった、そんな風に振り返りたいと思う。

そんな風に振り返ることができるよう、生きていけたらと思う。

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