おサイフ×オーエス!
おサイフケータイという新しいデバイスが、世の中では少しずつ活躍の領域をひろげてきているけど、しょせん「お財布」の圧倒的な自由度の前では敵ではないのだ、少なくともまだ今のところは。
では、ポケットの中の、そのお財布の中にはなにが入っているんだろうか?
財布はサイズ的にはお札とクレジットカードのサイズに制約を受けているので、カード類が圧倒的に多い。ただ、SUICAという非接触型のカードが登場したときに、財布の存在は意味論的に変化した。
SUICAを入れておけば、財布が改札を通るためのデバイスになる。
IDカードを入れておけば、セキュリティゲートを通るためのデバイスになる。
それぞれのカードはアプリケーションだと考えることができる。
そのような、いわゆるおサイフケータイ的な考え方をすると、「財布」という物体は、かなり自由度の高いOSである。
非接触型カードの利用方法は、旧来のいちいちカードを取り出して利用する、という形態から考えれば、テキストベースのOSがモダンなGUIをもったくらいの飛躍がある。
カードサイズ、という制約はあるものの、それでも財布はある程度の幅をもったいろんな形の、いろんな厚さの物体をとりこむことができる。
メモ書きだってたたんでいれておけるし、メモリカードだってはさんでおける。(まあ、それでは持ち歩いているだけなのだけど。)
ただ、これからSUICAなどの非接触型のカードがどんどん財布の中に増えてくると(それは十分あり得ることだ。ポイントカード類が全部非接触になってくるのだ)、財布という物質は、その構成や構造を大きく変化させていく可能性がある。
その時点で、たくさんのカードというアプリケーションを、いかに使いやすくするか、というプラットフォーム的な視点が入ってくるのではないかな。
サービスが物理的な旧来のもののカタチを変えていく。まさにソフトウェア的な世界である。
ただ、ケータイですべてがまかなえる時代までの時間はあまり長くない。がんばれおサイフ!
(文責: spoonik)
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- おサイフ×オーエス!(2006.09.09)

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