ピアノの発表会の意味とは
先日、個人的なブログピアノの発表会のお話を書きました。
一般的なピアノの発表会では、例えば、数曲からなる組曲やソナタを通しで弾く、という弾き方は少ないと思います。人数の多い門下では特に、時間の問題もありますし、生徒の力量的な問題もあるのでしょう。
ぼく自身も、組曲など、全曲を弾き通した曲などひとつもないです。気に入った曲を、弾き散らすだけです。
でもそれって、今のiPodでの音楽の聴き方に似ていますよね。アルバムの中の好きな曲だけをプレイリストにして、さらにシャッフルで聴く。
余裕のない社会での、積極的に評価できることではないと思っていますが、それもひとつのありかた。
特にクラシックにとっては、この聴き方の変化は大きな変化だと思います。
ホロヴィッツのようなピアニストは別にして、組になった曲集から気に入った曲だけを任意に取り出して愛奏し録音する、という姿勢はアカデミックではないと考えられていると思われます。
そうすると、レコードを作成するとき、ピアニストは全体的なバランスをどうしても考慮して、演奏を構成せざるを得ないでしょう。
ぼくたちアマチュアに、そんなしばりはありません。
バランスなんてなにも考えずに、好きな一曲にどれだけ気持ちとオリジナルなアイデアとを込められるか、という点で、プロフェッショナルなピアニストにはできない、新しいその曲の表現=解釈が生まれる可能性を秘めている。
そう信じたいです。
(文責: spoonik)
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