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2006.06.10

食料危機の日には

Revenge of Gaiaラブロック博士の「The Revenge of Gaia」を買って、こつこつ読んでいるのですが、もう温暖化は不可逆なのですね。
さあさあ、食料危機時代の始まりです。

砂漠化は、人間の食料生産能力を奪います。食料生産のために土地を改造すること自体も、土地の力を奪います。 「The Revenge of Gaia」を読んでいてちょっとショックだったのは、南国の美しい澄んだ海、あれはいわば"海の砂漠"なのだ、ということ。暖かくて澄んでいて、すなわち栄養が貧弱で、海洋生物を養っていく土壌として貧困だということ。これからは、そんな海の砂漠もどんどん増えていくようです。 そして、そうして、人間は増え続けていて、食料危機は目の前。きっと気づかないうちに、ぼくたちの生活に入り込んでくることでしょう。つまり、まずは"食べ物が高価である"というような経済的な現象として。 今、"グルメ"というのは、言い換えると"高いものを食う"行為だと、たぶんほとんどのひとがそう考えるのでしょう。しかし、メディアでグルメがもてはやされているのには、別の理由があるのかもしれない。それは、「高い食べ物に民衆を慣れさせるための学習期間」なのではないか。そんなふうにも考えてしまいます。 それだけでなく、繰り返し起こる天候不順で、ぼくたちは徐々に「高い食べ物」に慣れはじめています。コンビニの食品はあまり値段が変わらないかもしれませんが、それがどういうからくりになっているのかは、あまり想像したくないところです。 第三世界では、直截的な貧困と飢餓によって。先進国では、経済的な原則によって、徐々に"食料危機"は"日常"に変化していくのでしょう。 そして、そうなった日には、食料は、どんな財産よりも、どんなに高価なブランド品よりも貴重な商品になるはずです。 そんな食料危機の日に、もっとも必要とされるのは、今までは考えもしなかったビジネスなのかも知れません。 例えば、「農作物のためのSECOM」とか。 今、プラダやヴィトンを守っているセキュリティシステムが、畑や田んぼの作物を守るために利用される。そんな日が来るのかもしれません。 (文責: spoonik)

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