記事:大学院入試に異変か - バブル経済崩壊で就職戦線異状あり -
今年はバブル経済崩壊の影響を受け、昨年までの超売り手市場から一転して、企業主導の買い手市場となることが予想されている。このため、厳しい状況での就職を避け 2 年後の就職を狙おうとの思惑が働いたのか、学部 4 年生の中で大学院進学希望者が続出している。
大学院情報伝達専攻の定員は 8 人で、例年なら多くても 10 人程度の受験者なのであるが、今年度は 6 月 26 日現在の集計(民間集計団体ニッポーデータバンクによる)で 20 人を超える進学希望者がいるという。このため、今年度就職担当の S 教授は、「大学院進学が駄目になった人の就職で 9 月以降も忙しそうなんです」と不安を語った。
菅谷研究室でも、就職希望者は学部 4 年生 5 人中 2 人だけで、このような事態は菅谷研究室でもこれまでなく、研究室の人口密度が今後ますます増加することに菅境庁では懸念を表している。更に、研究室内での勢力関係がどのように変化するかも大きな注目を集めている。
昨年度政界を引退した大画面組の江頭氏(三軒茶屋プー株式会社所属)の後を継いだ山下氏は、病気療養中の身で影響力が低下しているのに対し、磁気組植田氏率いるレクリエーション派(幸せの植田会)が現在勢力をのばしている。
しかし、これに対抗して勢力を伸ばし始めているのが、磁気組中川氏率いるチャラチャラ派で、この派閥には磁気組黒髪氏をはじめ大画面組の木下氏までもが賛同し、研究内容を超えた結束力があるため、今後研究室内で重要な位置を占めることが確実視されている。
今後、植田氏が卒業まで勢力を保つことができるかどうかは、中川氏の志を継ぐ 4 年生が何人大学院に進学するかが鍵を握っていると言っても過言ではない。
このような状況から、9 月に行われる大学院入試の行方が、今後の菅谷研究室の運営に大きな影響を与えることは確実で、各方面からの注目を集めている。
1992 年 6 月吉日発行:菅谷日報より
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