五月
五月 雨に濡れた 緑の中
港の見える公園 あなたは私に微笑んだ
五月 ひとつの傘で歩いてくれた
あなたの気持ち分からず 心は小さく震えた
あの日 あなたが私の耳に
ささやいてくれた言葉を
今でも忘れない 何もかもが倖せ過ぎて
あなたを心から 許せなかった
時は流れて 言葉にできず 心伝えられなくて
五月 三度目の春 あなたのこと
愛せるようになった 小さな心を開いて
五月 あなたはいない あの日のように
一人佇む公園 今でもあなたを愛してる
あなたが好きになった人なら
きっと素敵な人だから
私のことは気にしないでね あなたはいつもあなたらしく
あなたに出逢えて 倖せでした
風よ伝えて あなたはずっと 私を見守っていて
この曲、自分のオリジナル作品の中では、それほど思い入れがあるものではありませんでした。どちらかと言うと地味な存在だったので、聴いてくれた人が憶えているなんて、ましてや気に入ってくれた人がいるなんて、想像だにしていませんでした。ところが、CD デビュー騒動の時、この曲がお気に入りだとコメントしてくれた友人がいたのです。
言葉で説明するのが難しいのですが、普段の目に見えない努力を認められたようで、とても嬉しかった。こんな小さな作品でも、人の心に残る何かがあって、その人に感動を伝えられたのだと。自分のことは自分が一番良く理解しているのだからと、何でも必要以上に過小評価してしまってはいけないと、反省させられた出来事でした。
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