民間軍事会社
英国の民間軍事会社、ハート・セキュリティーに勤務する斎藤昭彦さんが、イラクで武装勢力に拘束されました。報道の一部には、民間軍事会社(Private Military Company)を "民間警備会社" と翻訳しているものがありますが、その実態は、"警備会社" という日本語からは到底想像できないほど過酷なもののようです。
民間軍事会社:「危険を感じたら、即銃撃」内規に定める
【カイロ高橋宗男】バグダッドで要人警護を担当する民間軍事会社(PMC)に勤務するイラク人が10日、毎日新聞のバグダッドの助手のインタビューに応じた。「ほんの少しでも危険を感じたら、ためらわずに撃つこと」と内規に定められているといい、危険と隣り合わせの緊迫した業務の実態が浮かび上がった。
PMCは「プライベート・ミリタリー・カンパニー」の略。このイラク人は、米国系PMC「グローバル・セキュリティー」に勤務する男性。同社はバグダッド国際空港で爆発物チェックなどの警備を担当しているほか、イラク人政治家ら要人の車列警護も行っている。
男性によると、実際に現場で警備に当たるのはイラク人やネパール人、南アフリカ人。要人の車列警護の場合、ネパール人と南ア人は米国製自動小銃M16を、イラク人は扱いに慣れていることからロシア製カラシニコフを携行するという。
同社の内規では、車列警護で危険を感じた場合、「その大小にかかわらず小銃を撃たねばならない」と規定されている。また後続車が、最後尾の車から20メートル以内に近づいた場合、「問答無用で銃撃する」よう命じられているという。
このルールは他の警備会社も適用しており、まれに民間人の車を銃撃するケースもあるという。男性は「仕掛け爆弾やロケット砲で狙われることもある。後続車が民間人かどうかをいちいち確認していたら、こちらがやられてしまう」と話している。
[ 毎日新聞 2005年5月11日 11時13分 ]
世界中で争いが続いている今日、軍事費が僅かでも少なくなってきていることが、せめてもの救いだと思っていましたが、実態はそんな生易しいものではないのですね。冷戦が終わり、軍事費を削減するために軍隊をリストラし、必要な状況下においては外注する。戦争もアウトソーシングの時代なのだそうです。テロという憎しみの連鎖を止めるには、どうしたらよいのでしょうか。今、私に出来ることは何があるのでしょうか。
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