愛するひとへ
愛する人と別れるのは
決して愛が消えた訳ではなく
何時の日か あなたに愛を告げるため
僕は道化師(ピエロ)さ 哀しい人
あなたの笑い顔が大好き
嘘でいい 明るく僕に微笑んで
あなたは僕が今まで 一番愛した人
横顔見つめれば 涙が出るよ
ただ それだけ
夢に溺れて 恋に破れ
何もかもが嫌になった時は
想い出を抱きしめ あなたを思い出そう
そしてこれから 歩いて行く
暫くは あなたと違う道を
何時の日か あなたと二人で歩くため
あなたは僕がこれから 一番愛する人
横顔見つめれば 嬉しくなるよ
ただ それだけ
その人は、とても優しい人でした。自分のことよりも、まず他人を思いやる、そんな温かい心の持ち主でした。優しい眼差しで、いつも私を見守ってくれていました。しかし、別れは不意に、そして容赦なくやって来るのです。癌でした。彼女と出会って十年の月日が流れていました。最初の手術は成功したものの、その後、転移によって彼女の身体は確実に蝕まれていったのです。翌年、彼女は還らぬ人となりました。
「出逢いは別れの始まりである」という言葉があるように、私達は生きていく上で、別れを避けることはできません。この世に生を受けた誰もが、いつかは生を終え土に還っていきます。自分自身もいつの日か、この世を去る時が来る。そう考えると、何気なく過ごしている毎日がとても愛おしいものに感じられ、誰かと出逢うということが奇跡であるということに、改めて気付きます。毎日を大切に生きなければ、と思うのです。
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